Web標準の日々いってきました (1/2)

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Note: この記事は、3年以上前に書かれています。Webの進化は速い!情報の正確性は自己責任で判断してください。

豪華スピーカー陣が揃うセミナー・イベント『Web標準の日々』に行ってきました。初級/Tips系のセッションなんかは人気ありまして事前登録の段階で満席とか結構ありましたね。1日目、Sig.が取ったのはこんな感じ。

  1. D1 林 千晶 “Web Direction Next”
  2. X2 神崎 正英 “名前のウェブとXHTML文書のプロファイル”
  3. A3 高橋 宏祐 “富士通の実践、アクセシビリティ/ユーザビリティ。そしてファインダビリティ”
  4. V4 栗田 洋介 “SEMITRANSPARENT DESIGN”

Web Direction Next

7,000人を超える大規模クリエイター・ネットワークを活用して信頼性の高いサービスを提供する制作代理店「ロフトワーク」の発起人、林 千晶さんによるセッション。ディレクターの手法としての「プロジェクトマネジメント(PM)」について、事例を交え解説されていました。

  • 日本は「勘と経験と度胸」に頼った後進国
  • PMBOKを勉強すべし
  • クリティカル・パスを意識すること
  • 作業範囲(特にやらないこと)を明確に規定する
  • チェックを厳しくしても品質は変わらない(97%は計画とマネジメントの問題)
  • 超概算見積もり(-50%~+100%)が便利

とにかくPMBOK! 他のセッションでも繰り返し言われてましたね。仕様書の分厚さに負けてましたが、やはり勉強すべきかも。

名前のウェブとXHTML文書のプロファイル

ナマ神崎(笑)を見るために取ったようなセッションですが、XHTMLのモジュール利用とXSLTを利用したRDFへの抽出機能とか、面白そうな話題がちらほら。とりあえず今すぐできるというGRDDLはチェック!

富士通の実践、アクセシビリティ/ユーザビリティ。そしてファインダビリティ

35カ国、400ドメイン、数えられる範囲で20万ページあるという富士通グループ全体のWeb戦略を統括するWebマスター、高橋 宏祐さんによるセッション。

  • 実装技術だけでなく、活動全体を考えなくてはいけない(ユニバーサルデザイン)
  • Flashでのアクセシビリティ(キー操作、音声読み上げ、明度差、拡大)
  • ファインダビリティとは、検索エンジン対策だけではない。情報の見つけやすさ。つまり、見つけてから読むまで
  • Vista/IE7 (セキュリティレベル「高」におけるFlashの表示、RSSの自動検出、拡大機能でのデザイン崩れ)
  • XPでは起こらず、Vistaでのみ起こる問題(文字が大きく、間隔が狭くなる)
  • PMBOK導入のメリットは、全世界で共通の言語を持つことにある (文化による偏見をなくす)
  • 超概算見積もり(-25%~+75%)が便利

実は売り上げの8割はB2Bだという富士通のサイトにおける、Webブランディング/ユーザビリティ/ファインダビリティの追求と感想。今日で一番実のあるセッションだったと思います。やはりここでもPMBOK! PMBOKの資格であるPMP持っていないと商談に入れないケースも増えてきているのだとか。

SEMITRANSPARENT DESIGN

CBCNETの栗田さんをナマで見てきましたw 内容的には、Web標準と真っ向から対立するFlash利用やクリエイティブ・コンテンツに関して。Webとリアルを如何にして繋げるのか、とかそんな感じ。普段こういうのは調べようとしないので、新鮮ではありました。

その後

20:30からのアフターパーティに出席し、終電で帰宅。その後こうして記事を書いて現在に至る。まだ起きてます。48時間はたらけますか~? この調子ならいけそうです。

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