Note: この記事は、3年以上前に書かれています。Webの進化は速い!情報の正確性は自己責任で判断してください。
CSS Nite行ってきました。今回はWidget特集。前半は長谷川さんによる各種Widgetの紹介。後半はOpera社員による Opera Widgetの紹介と実演。長谷川さんが「Widgetとは何ぞや?」みたいな話をザクっとして、その後で「Opera Widgetは簡単に作れるよ!」て話に持っていく構成になってました。
内容を一言で表すと「Widgetってこんなに簡単に作れるんだ」て感じでしょうか。基本的にWebページを作る感覚でどのWidgetも作れるみたいでした。モダンブラウザを対象にXHRなんかで簡単なWebアプリを作れるならば、作成に問題はないようです。
進行としては全体的に「あ~なるほどな~」みたいな感じで、「こうすれば良いんじゃない?」みたいな話は無かったですから、特に質問したいって気にはならなかった。
以下、議事録っぽいもの。
前半: 『Widget入門』
Widgetの特徴
- Small (小さい)
- Fast (速い)
- Simple (簡単)
- Flexible (柔軟)
WidgetにはPC用とブラウザ用の二種類がある
- Apple Dashboard Widget
- Vista Sidebar Gadget
- Windows Live Gadget
- Yahoo! Widget
- Google Gadget
- Google Desktop Gadget
- Netvibes Module
- Netvibes UWA (Universal Widget API)
他のWidget
多くのWidgetが、XML/XHTML/CSS/Javascriptといった、Web開発者にとって学びやすい(あるいは習得済みな)技術によって開発可能。未だ統一規格みないなのはできていないけど、だいたいが特定のブラウザやOSに依存しているために動作チェックが簡単で、つまりWebページをつくるより簡単かもしれない。
Webデザイナにとっては、そんなに敷居が高くなく、表現の自由を体感できて、インタラクション・デザインの勉強にもなる。ミニポートフォリオみたいな利用も考えられる。ビジネスとしては、新たな情報チャンネルになりうるし、単にRSSを吐き出すより多くの付加価値を提供できるでしょう、とのことでした。
後半: 『Opera Widget』
Operaマーケティング担当の市川恵貴さんと、デベロッパーのhefaことヘンリック・ファルクさんによる掛け合い漫才OperaおよびOpera Widgetの紹介。Operaに関しては、幾つか知らない情報もありました。
- 多くの環境/デバイスで提供されているOperaのソースコードの、80%は同一。残りの20%が互換用。
- Opera WidgetはOpera 9+で動作する。
- とはいえ現状で多くの携帯はOpera 8
- WiiはOpera 9。ただし任天堂の要望でWidget機能はOFFにしてある。
- 携帯版のOperaは、Ajaxもサポートしている。
Opera WidgetはWeb標準技術(XHTML/CSS/Javascript)のみで動作する。作り方はこの辺に。Hefaの作ったUnreal Soccerはいま流行の<canvas>で動いてる。ちなみにHefaはXEmacs使いらしく、制作実演で使っていた。曰く、“Best”ツール。
市川さんによると、Opera Widgetはブランディング・ツールやトラフィック獲得経路として、あるいは自己の問題解決ツール、速報性を活かしたニュース収集、はたまた製品やブランドのアピール手段として有効だ、とのこと。
ただし、特に携帯ではメモリ消費量に気を配る必要があり、またユーザビリティ的にも、UIデザイン面でまだ未成熟、とのこと。
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