デジカメ「Rolleiflex MiniDigi」購入

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ローライフレックス ミニデジの画像 by idua_japan

Rolleiflex MiniDigiっていうクールなカメラを買いました。基本はミニチュアで、オマケで撮れるみたいなカメラですけど、たまにすっごく味のある写真を撮ることができます。

ローライフレックスは1929年の発売以来、もう70年以上も世界中のカメラマンに愛用されている二眼レフカメラ。このMiniDigiは、中でも世界的なベストセラーとなった「ローライフレックス 2.8F」の精巧なミニチュアです。

特徴

  • 画像サイズは世にも珍しい正方形フォーマット
  • ピントは固定式で、多少の距離が必要(1.5m~)
  • 暗いところと、逆光が苦手
  • 手ブレで被写体が歪む

右側面にはフィルム巻き上げ用のクランクレバー(を模したもの)がある。ここが凝っていて、(デジカメなのに)1枚撮るごとにこれを手で回さないと次の撮影ができないようになっている。自然と撮影はゆったりしたものとなる。上からファインダを覗き込みながら一枚一枚撮っていく、癒し系スタイルです。

撮影はフルオート。ズームも夜景モードもない。構えてシャッターを切るだけ。同価格の“普通の”デジカメみたく、シャープな写りは期待できない ...が、最近のデジカメにはない独特な写真が撮れる。できあがりの画像が正方形フォーマットなのも一役買っており、素人が何も考えずに撮ってもなんとなく良い感じに見えたりする。

撮り方のコツ(メモ)

トイカメラ全般に見られるように、露出が低め。そのため、夜の撮影では光量が不足気味。ちゃんと意識すれば、暗がりから明るい被写体を撮るのも面白い。

独特なホワイトバランス。普通に撮ると、どことなく昭和チックな絵になる。レトロな絵が撮れるが、逆行に弱い設定。蛍光灯下で撮影する際のフリッカー軽減のため、50/60Hzの選択機能を備えている。ISO感度は100の固定式。

単焦点。ピントは固定。1.5mは離れないとピンボケになる。3mほど離れれば、かなりシャープになるみたい。ローアングルに強いウエストファインダで、近距離撮影ができないことは残念ではある。

解像度はH/N/Lの3段階。記録メディアはSDカード。もしくはMMCカード。今のところSDカードは512MBまでは大して変わらない値段(¥3,000弱)なので、大は小を兼ねるで512MBのSDカードを使った場合... 撮影枚数は、以下のようになる。

  • H(1760×1760px): 1287枚
  • N(1200×1200px): 1931枚
  • L(600×600px): 7725枚

被写体が歪む理由

普通だと手ブレで被写体がブレるところが、ミニデジだとグニャっと曲がる。これは、画像を上から下にスキャンしているから。つまり露光中にカメラが動くと、その位置を初期位置と認識して記録を続け、結果的にできあがる画像はうねるように曲がる。この珍しい性質のおかげで、思いがけず遊び心にあふれた作品になったりもする。

撮影サンプル

開発室へ 窓から 開発室

日常の風景をゆったりと撮るカメラ。首からぶら下げて街を散歩しようという気になる逸品ですね。だが腕はまだまだ... 目指せミニデジ・マスター。

慣れた人が撮ると、こんな風になる。

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