箱根外輪山トレラン

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出発地点は乙女峠

7月中旬ですが、箱根に行ってきました。箱根の外輪山を日帰りで1周できれば、1人前のトレイルランナーらしい。今回はお試しとして、まず半周ほど。まあ撤退したんですけどね。箱根は低山ですが、割と斜度はあって思ったよりキツかったです。

コースへのアプローチ方法は幾つかある。1周なら箱根湯本→箱根湯本で良いんだけけど、半周となると、どうせ行きか帰りにバスに乗らないといけないので、高速バスが便利だった。新宿駅から30分間隔で出てて、乙女峠まで約2時間。
なお、このバスは御殿場を経由して箱根に行くので、富士登山にも便利かも。さらにさらに、いつも富士登山帰りに寄っていた富士八景の湯から、バス停2つくらいで乙女峠だった。箱根と富士山はまったく別エリアと思ってたので、地図と地図が繋がった感じで面白い。

乙女峠バス停の目の前は、ふじみ茶屋

さーて走り始めるか−、てところで、バスに携帯忘れたことに気付く。
ちょうど目の前が茶屋だったので、受付でお願いして電話を借り、バス会社に連絡できた。幸い終点が近かったため、確認して頂けることに。蕎麦を食べながら1時間ほど待ち、再度確認の電話をする... 無事に見つかって、帰りに新宿で受け取れる運び。ほっ。店員さんありがとうございました。蕎麦おいしかったです。

すったもんで、けっきょく14時出発になった。これから山行を始めるとか、良い子は絶対マネしないでくださいって感じである。けども、まあ金時山だけ登って降りるとか、日没前に下山するルートはあるので、せっかくここまで来たし行くだけ行ってみようと。天気予報では微妙だったのに、せっかく晴れましたからね。

乙女峠の登山口。箱根山噴火の影響で注意喚起の看板がある。

気になる立ち入り制限ですが、強羅駅より先のケーブルカーが運休となっており、火口付近の立ち入りは制限されているモノの、外輪山は問題なし。2015.09.19現在の警戒区域は、火口周辺に縮小されています。

現在は廃業されている乙女茶屋

登り始めて乙女峠までは、ちょいちょいガレてて少し歩きにくい。といいつつ丹沢の木道よりはマシ。乙女峠から金時山までは軽い鎖場もありそこそこ急峻。といいつつ飛龍から丹波までのほうが3倍キツイ。余裕。

金時山から芦ノ湖方面を見下ろす(見知らぬ)女性

金時山の山頂で小休止してると、インド人が流暢な日本語で同僚を北アに連れていった話をしていた。5分ほどぬぼーっと箱根山を眺めて再出発。

箱根山の噴煙
トレイルはよく整備されている

金時山から下った矢倉沢峠の周辺は笹だか竹田だかが綺麗に刈り込まれており、走ってて最高に気持ち良かったです。意外と起伏が激しいのであまり長くは走れないのですけどネ。

箱根竹の笹藪のなかに、爪でひっかいたようなトレイルが走る
矢倉沢峠近くの小ピークから、金時山を見やる。このトレイルを走ってきたと思うと感慨深いですね

とはいえ明神ヶ岳の間は、整備された区間はそんなに長くなかったです。高原地図によると7-9月に刈られるらしいのでタイミングもあるかな。夏場は藪の成長が早いので仕方ない気もします。笹ならともかく、たまに下草に鋭い葉が紛れてることがあるので、走るつもりなら長ズボンがゲイターが必要だと思います。

明神ヶ岳への(意外と長い)道には長いことエスケープルートがなく、人気がないのか荒れ気味。
明神ヶ岳に着いたもののガスガス。雨こそ降らないが10m先も見えない

夕方になるにつれて怪しい天気に。まさか1200mもない山で、こんなにハッキリ登ってくるガスをみるとは思いませんでした。明神ヶ岳から下った鞍部で17時。明神ヶ岳の次、明星ヶ岳から先は適当なエスケープルートもなく、突き進むと半ばほどで日没を過ぎそうだったので、撤退することにしました。天気が良ければもちょっと悩みましたが、ガスってたしいいかと。

下山口すぐ近くにある勘太郎の湯

鞍部から別荘地帯を抜け、1時間弱で公道へ合流。バスの時間を見て余裕ありそうだったので温泉へ! 勘太郎の湯は2Fに休憩所もあり、畳に寝っ転がってゆっくり休めました。どこで降りても温泉があるのが箱根の良さですねー。

帰りは箱根湯本から新宿まで直通のロマンスカー(らくちん)。

忘れ物

  • 携帯
  • コッヘル (コーヒー飲めなかった)
  • 着替え (温泉後あるといい)

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