Note: この記事は、3年以上前に書かれています。Webの進化は速い！情報の正確性は自己責任で判断してください。

『Tumblr』は、他に類を見ないほどシンプルかつ利用しやすいブログみたいなサービス。ソーシャルブックマーク（はてな、del.icio.us）みたいな感覚でブックマークレットから投稿できて、ブログほど鬱陶しくない。ローンチ1ヶ月でユーザー数5万人超を記録し、なお成長中。

特筆すべきなのが、ルックアンドフィールで全て解決する秀逸を通り越して凄絶なインターフェイス。とかく複雑になりがちなWebサービスにおいて、これほど簡単に利用できるサービスを、Sig.は他に知りません。あるとすれば『Sendoit』くらいなものですが、これ、同じ会社が提供してるんですよね。さすがです ^^;

その扱いやすさからブログを「面倒だ。難しそう」と敬遠する層にアプローチできるし、Web熟練者には簡単なメモ帖代わりに重宝されています。今月中にもコミュニティー機能が実装される予定だそうで、（ブログやSNSの比ではない投稿数から考えると）これは凄い効果を生みそうです。

↑はログイン後の管理ページ。ここで例えば写真を投稿したいなら「Photo」を押す。すると、写真投稿用のシンプルなフォームが現れると。

これでも十分わかりやすいですが、実際の利用ではブックマークレットから投稿する方法が便利。Tumblrの投稿用ブックマークレットは、クリックした時のページ内容に応じて自動的に「リンク」「画像」「動画」などが切り替わって表示される優れものです。

前々から「ブログをdel.icio.usみたいにサクサク投稿できたらな～」と思ってて、いずれ作ってやるつもりでしたが... 見事に先を越されました。

特に動画の投稿と確認が楽なので、Sig.は動画クリップとして使ってます。任意のRSSを登録してアグリゲート（集約）すらできるので、やろうと思えばRSSリーダーにも統合サイトにも簡単に出来ますね。

感想

記事管理が貧弱なので、本格的なブログ用途としては使えません。でも、「それで良いんだ」と思わせるだけの利便性があります。

エントリを体系的に整理することはできませんが、古い記事を掘り出さないSNS的なライトユースにはこれ以上ないくらい向いていると思います。なんといっても参入障壁が低いですからね。過去記事の編集は手間でも—入り口が広いって言うんでしょうか—投稿できるモノの種類（動画、写真、引用）が多くとられている点は評価できます。

なので用途としては、「後で読む」系が最適かと。とにかく思いつきでパパッとメモするのに向いていると思いますね。

提供企業および関連サービス

• 提供企業: Davidville, Inc.
• tumblelogsサービス: Tumblr
• ファイル共有サービス: Sendoit

関連記事とサンプル

• TechCrunchのレビュー: Davidville, inc.、Tumblrをリリース
• Sig.のTumblr（動画クリップ）: Archiva on tumblr.
• Tumblrの更新チェック: Radar (alpha)