Eureka! Your own search engine has landed!

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Note: この記事は、3年以上前に書かれています。Webの進化は速い!情報の正確性は自己責任で判断してください。

Googleの新しい検索サービス「Google Co-op」。その発表としてOfficial Blogに書かれた記事が、ちょっとした議論を呼んでいる ...まぁニュースと言えるほど目新しい情報じゃないので、「あえて取り上げることもない」と放置していたのだけど、意外と知られてないようなので軽く纏めておく。

記事そのものは新サービスであるカスタム検索エンジン(自分好みに改造できる、特化型検索サービス)について説明したもので、これ自体は(非常に興味深いが)議論の的ではない。ターゲットは表題である「Eureka! Your own search engine has landed!(Eureka! 君専用のサーチエンジンが登場!)」って部分。

「Eureka」てのは古代ギリシア語で「分かった」とか「見つけた」って意味。これは検索エンジンの紹介に選ぶのには良い言葉なのだけど、「カスタム検索サービス」というジャンルには既にEureksterというメジャーな競合が居ます。なので、これがGoogle一流のジョークなのか、それとも単なる偶然なのか、そんな感じで一部の興味を強く惹きつけているようです。

memo: 「Google Co-op」に関しては、TechCrunchの記事が詳しい。競合であるRollyoについては、その優秀なBookmarkletを、Sig.も重宝しています。

Eureka

「Eureka」の読みとしては、「ユーレカ」てのが近いらしい。これは「ヨーロッパ」を思い出せば至極納得できる話だけど。一部アニメ好きの人たちは「エウレカ」と読むかもしれない。アルファベットは言語によって色んな読み方ができるので、別に間違いってわけじゃない。たぶんね? ヨーロッパの語源である「europe」はエウロペ(ギリシャ語: 西の果て)って読むことだし。ちなみに原子番号63は「Europium(ユーロピウム)」。

「Eureka」という言葉で最も有名なのは、古代ギリシアの故事。アルキメデスが発見した物理学の法則「アルキメデスの原理」。水中の物体は「その物体が押しのけた水の重量だけ軽くなる」という浮力の原理。物質による密度の違いを説明する際の引き合いとしても、よく使われる。アルキメデスはこの法則を入浴中に発見し、「Eureka, Eureka!」と叫びながら裸で走っていった、とされる。

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