日本音楽業界を効果的に潰す方法

/word/thought

Note: この記事は、3年以上前に書かれています。Webの進化は速い!情報の正確性は自己責任で判断してください。

著作権を侵害しているとして日本音楽著作権協会から申請された仮処分で、ピアノなどの演奏を差し止められた和歌山市内のレストランが、使用料を払う必要のないクラシックやオリジナル曲だけを演奏していることを証明するため、ネットで協会に演奏の中継を始めたところ、仮処分の抗告審では演奏を認める異例の決定が出された。協会はこれを不服として提訴。攻防が続いた訴訟の判決は、30日に言い渡される。

(中略)

判決が30日、大阪地裁であった。田中俊次裁判長は「将来的にも著作権侵害行為を続ける恐れがある」として演奏差し止めやピアノ撤去、損害金約190万円の支払いなどを命じる判決を言い渡した。

—痛いニュース(ノ∀`), ジャスラックが訴えた生演奏の店、「著作権侵害せず」とネット中継で証明するも…「将来するかも」とピアノ撤去&賠償命令

あまりにもあんまりだと思ったので、いちおう記録しておく。

かくして今日も粛々と街から気軽な音楽が消えていく、と。
Sig.としては、(音楽に限らず)自由な創作活動には色んなモノに「どれだけ触れる機会があったか」てのが重要だと思うわけです。通りを歩いているときに流れている音だとか、風呂でおっちゃんが口ずさんでる鼻歌だとか、ふらっと立ち寄った市民会館から漏れる管弦楽とかね。そういう体験から「お、この曲いいな。なんて曲だろ?」て感じで興味が広がってくのが入り口だと思うわけ。

流行の曲とか金かけて手に入れた音しか聴けない状況って、どうだろう。いろんな音楽が好きないろんな人が居て、そいつらが一緒になって楽しむから良い音楽が出てくるんじゃないか? ラップしか聴いたことない奴より、(JAZZもソウルもクラシックも好きだけど)やっぱりラップが大好きだ、て奴のほうが良い音出してくるんじゃないか?

というか、積極的にメディアに露出させて知名度を上げることで市場拡大を目指す、ていう発想はないんだろうか。意味不明な二重取立てが無くなるだけでもカラオケがぐっと安くなって、買う人も歌う人も増えると思うんだけどなあ。

現状だと音楽愛好家を片っ端から潰して回っているようにしか見えないJASRACについて、奇特にも知りたいと思う方は、(ホンの一部ですが)こちらのまとめもどうぞ。

追記 (2007.02.07)

Note: スパム対策が面倒なので、コメント投稿を廃止しました。以前のコメントは残します。
ご意見・ご要望はtwitter@sigwygかはてブコメントにて。