CSS Nite Vol.40 見てきました。タイトルは「HTML5、きちんと。」 by 矢倉さんです。やはりNiteは初心者向けということで、ブラウザ実装や仕様の根幹に関わるコアな話題はできなかったようですが、落ち着いた進行でありながら良く練られた構成であり、何故か今さらガンガン盛り上がっているHTML5の背景と、仕様策定の方向性みたいなものが感覚的に理解できる、とても有意義なセッションでした。
いや本当にすっきりしました。今まで何となく集めていた情報と併せて、全体の雰囲気みたいなのが掴めたように思うので、個人的には大満足です。
感想としては、やはり仕様の策定にベンダーが力を持つようになってきたということ。実装が加速しているメリットと、仕様が固まらないうちに矢継ぎ早に導入していく危うさというか、それらが事実上の標準と化してしまったときに、どう対応されるのか? 興味がつきないですね。HTML 5 WG というものが、そもそもXMLへと向かう仕様と実装の乖離を受けて立ち上げられたというお話だったので、それはそれで「こういうのが受け入れられた!」と巧く取り入れるのかもしれませんが。
以下、まとめというか議事録。