Git push で開発サーバーにデプロイ

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幾度目かのUnite-ssh不調を受けて、もういい加減ssh経由でリモート編集する悪癖を直そうとした次第。 基本ひとりで実装してるとGit使う意味ってバックアップとコミットログくらいしかないんですが、 さすがに手動でscpするのは面倒なので、リモートのGitリポジトリにpushして反映されると楽だなーと。 仕事だとサーバーにGit入れられないので、とりま当サイトでやってみたメモ。

Note: 同様の記事は既にネットに溢れてますが、あまりやらない作業はすぐ忘れるから、ここにメモっておきます。

まず基本として、Gitのリポジトリにはbareとnon-bareがある。 bareはワーキングディレクトリを持たない更新情報だけを保持するリポジトリで、non-bareが普通の。 一般的にはローカルの作業用リポジトリがnon-bareで、 リモートにbareリポジトリを据えて、ローカルからpull/pushする。

というかnon-bareリポジトリにpushしようとすると以下のようにrejectされる。

remote: error: refusing to update checked out branch: refs/heads/master
remote: error: By default, updating the current branch in a non-bare repository
remote: error: is denied, because it will make the index and work tree inconsistent
remote: error: with what you pushed, and will require 'git reset --hard' to match
remote: error: the work tree to HEAD.
remote: error: 
remote: error: You can set 'receive.denyCurrentBranch' configuration variable to
remote: error: 'ignore' or 'warn' in the remote repository to allow pushing into
remote: error: its current branch; however, this is not recommended unless you
remote: error: arranged to update its work tree to match what you pushed in some
remote: error: other way.
remote: error: 
remote: error: To squelch this message and still keep the default behaviour, set
remote: error: 'receive.denyCurrentBranch' configuration variable to 'refuse'.

Gitにはファイルロック機能がないそうなので、複数のpushがかちあうと不整合が起きて大変危険です、みたいな感じ。 receive.denyCurrentBranch て設定すればできるけど、他の人のコミットを消しちゃうので推奨しないよーとも書いてある。 なので、pushはbareレポジトリに対して行い、その変更を検知して公開レポジトリからpullすることにします。 

local --[push]--> remote(bare) --[pull]--> deploy(non-bare)

こんな感じ。

リモートのbareリポジトリ

$ cd /home/www/repositories/
$ git clone  --bare ../project-name/.git project-name.git
clone から bareリポジトリを作る。慣例により、ベアリポジトリのディレクトリ名の最後は .git とすることになっています。
$ cd project-name.git
$ git config --get-all core.bare
true
bare リポジトリか確認。non-bareはfalse。
$ git config --bool core.bare true
bare リポジトリにするコマンド。いちお。

リモートのdeployレポジトリ(non-bare)

$ git remote add origin /home/www/repositories/project-name.git
bareリポジトリからpullできるように設定しておく。

remoteの設定をした時点で、実際にpullできるか試しておくと良いです。

リモートのbareリポジトリ

$ cd /home/www/repositories/project-name.git/hook
$ mv post-update.sample post-update
hookディレクトリにsampleがいっぱいある。cpかmvでファイル名からsampleを取ると検知対象になる。

プログラムが実行できるようパーミッション設定してから、以下のように書く。

#!/bin/sh

cd /home/www/project-name/ || exit

unset GIT_DIR

git pull origin master
任意のディレクトリでgit pullを実行するシェルスクリプト。
俺は1人で実装してるからpost-updateでも問題ないけども、post-receiveのが良いかもしらんね

update スクリプトは pre-receive スクリプトと似ていますが、プッシュしてきた人が更新しようとしているブランチごとに実行されるという点が異なります。複数のブランチへのプッシュがあったときに pre-receive が実行されるのは一度だけですが、update はブランチ単位でそれぞれ一度ずつ実行されます。

—7.3 Git のカスタマイズ - Git フック, Git --everything-is-local

ローカルの作業リポジトリ

$ git remote add deploy ssh://user@host.com/home/www/repositories/project-name.git
リモートリポジトリをdeployという名前で追加
$ git remote -v
リモートリポジトリに何が設定されているか確認
$ git push -u deploy master
masterブランチをdeployにpushする。-uで同時に追跡用に指定。以後は git pushだけでOKになる。

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