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男鹿和雄展行ってきました。男鹿さんはアニメの背景美術をずっとやってきた人で、展示内容としてはジブリだと「トトロ」から「ハウル」くらいまでの鉛筆ラフ、水彩、水彩+セル画など。あとジブリ以外の作品やプラベートワークの紹介、描き方の実演ビデオ、アニメーション用(パン/ズームとか)の演出方法の解説とその素材絵の展示とか。というか「はだしのゲン」とか「明日のジョー2」とかって男鹿さんだったんですね。へ~、とかとか。
普通に絵として素晴らしいだけでなく、アニメーションの背景としての使い方や利用例、作品の世界観を大事にした演出など、単に絵が置いてあるだけでない見ごたえのある内容でした。これでチケット代が¥1,100なんですよねぇ。たいへん満足いたしました。
以下、もうちょい詳しい感想。
会場は東京都現代美術館。ちょいと辺鄙な場所にあるって有名な会場です。最寄り駅は菊川駅(都営新宿線)、清澄白河(大江戸線)など。ま~どこで降りても15分は歩く羽目になるんですが。いちおバスも出てます。駐車場もあり。
会場に着いたのは日曜の正午くらいだったんですが、かなり並んでました。5列縦隊で列が蛇行してます。連れと話しながらだったんで気にはならなかったけど、1時間待ちとかね。見終わった15:30とかには更に長い列になってました。これから見に行く人は午前中を勧めとく。
会場は1Fと3F。3Fの途中から撮影可能エリア。設置された小窓から「豚」のアドリア海が見えたりとか。
トトロ折紙やってたりとかね。会場で折って、3つくらいあるブースのコースターみたいな台に置いて記念撮影とかできる。あとは軽い上映とか記念品売場とか。
まとめ
帰りに画集とかも買ったんだけど、やっぱ実物見るのとは違いますわ(画集自体には満足)。男鹿さんの絵は光と水、雲の透明感がほんとに凄くて、近寄って絵の具の置き方とか見ると、もう溜息しかでません。「耳をすませば」の朝日のとことか、「猫の恩返し」のグラウンドとか、「もののけ姫」の湖とか「おもひでぽろぽろ」の雨の日の絵とかが特に気に入った。
俯瞰図でのパース処理とか、安土城の詳細な再現、特にパノラマ絵での迫力とか、勉強になることは山ほどあるように思いました。良い経験でしたね。
Flickrにもうちょい画像置いてます。男鹿和雄展のフォトセットでよろしく。
おまけ
帰りにて。そういえば両国近かった。
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